外壁塗装Q&A②

【外壁塗装の基礎知識②】
外壁塗装に関する素朴な疑問にお答えします。

Q.足場無しで工事はできるの?

A.最近では「足場なし」の工事を売りにしている外壁塗装業者があります。
外壁塗装の依頼主側からしたら、足場にかかる費用がカットできるならば全体的な工事費用が安くなるので有難いかも…と、ついつい惹かれてしまうかもしれません。
しかし、「足場」を利用すると、安全性が高まり、作業効率が大幅にアップすることが期待できるなど、非常に重要な役割を果たします。

Q.雨樋の塗装は必要か?

A.必要か必要でないかでいったら、必要はありません。
雨樋塗装の目的はあくまで最初から最後まで「美観」と考えておいてください。
雨樋はもともと強固な素材で出来ており、それだけで非常に耐久性が高いので、従来塗装をする必要はないように出来ています。

Q.塗装前になぜ水洗いするの?

A.塗装された外壁の表面にできた塗膜は、雨風雪などにさらされたり、単純に古くなったりすることにより年月を重ねて次第に劣化していきます。
劣化した塗膜が少しずつ粉化するのですが、この壁を手で触ると白い粉状が付く現象のことを「チョーキング現象(白亜化現象)」といいます。
チョーキング現象が起きてしまった外壁の上に塗装をしても、古い塗膜が邪魔になって剥がれやすくなってしまいます。
新たな塗装をしっかり定着させるためには、古い塗膜や汚れ、カビ、サビなどを高圧洗浄で徹底的に取り除くことが重要なのです。

Q.外壁にひび割れや亀裂があるけど綺麗になるの?

A.なります。細かいひび割れや亀裂は補修後、その上に塗装します。
ひび割れの線に沿って電動工具で溝を掘る→シーリング材で埋める→フィラー塗付→凹凸処理→塗料塗布というのが一般的な流れです。
このように通常の塗装をして塗膜で埋めたり、下地調整材のフィラーで埋めて塗装をすれば綺麗になります。

Q.外壁を手で触ると白い粉が付くことがあるけどこれは何?

A.チョーキング現象(白亜化現象)です。
チョーキング現象とは、外壁の塗料の塗膜が熱・雨・風や紫外線などの影響によって削れてはがれ落ち、その中の水分・油分が蒸発して、細かい粉になる劣化現象のことをいいます。
この現象の発生は、塗料の防水効果が切れたという合図になるので、塗り替え時期の目安となります。

Q.塗装したら大体どのくらい持つの?

A.これは、塗料の種類によって大きく変わります。
あくまで目安ですが、耐久年数はアクリルで4~7年、ウレタンで6~10年、シリコン・ラジカルで8~15年、ピュアアクリルで12~15年、フッ素・遮熱・光触媒で15~20年となっています。
塗料の耐久年数は、周りの環境や立地条件などによっても変わります。ひとつの建物にしても、紫外線のよく当たる南側や、直射日光の当たりづらい北側とでは、塗装の劣化状況が違ってきます。

Q.手塗り塗装と吹き付け塗装の違いは?

A.外壁塗装工事の最終工程として、仕上げの塗装を行なう際の工法として「吹き付け塗装」と「手塗り塗装(ローラー塗装)」の二種類があります。
手塗り塗装は、専用のローラーに塗料をつけて壁や屋根に転がしながら塗って作業する方法です。
塗料の飛び散りが少なく、簡単に厚塗りができます。また、外壁に凹凸が多い場合であっても、毛足の長いローラーを用いることで対応できます。
吹き付け塗装は、塗料を霧状にして外壁に吹き付ける方法で「スプレーガン」と呼ばれる道具を用いて作業します。
メリットはなんといっても複雑な模様に対応できたり、重厚感のある雰囲気を出せたりするなど、仕上がりが豊富な点です。
その他にも、施工が早く、綺麗に仕上がるといった点も吹き付け塗装の特徴と言えるでしょう。
しかし、20~30年前から吹き付け塗装の工法を用いることは減りました。その理由として、建物自体が近くて周りに飛散する可能性が高く、手塗り(ローラー)じゃないと塗料膜がはれないことが挙げられます。
塗料膜をはれないとすぐにクラック(ひび割れ)が入ってしまうことや雨漏りしてしまうなどの恐れがあります。
※雨戸や鉄骨階段などの鉄部は、飛散の可能性が低くそもそも鉄なのでクラックすることがない為、吹付塗装することがあります。

Q.弾性と微弾性の違いは?

A.伸び率が違います。弾性塗料はJIS規格で基準が示されており、20度で伸び率120%以上の塗料が当てはまります。
しかし、実際の弾性塗料は20度で伸び率200~400%のものがほとんどで、JIS規格の基準を大幅に超えるものが多くなっているのが現状です。
その一方、微弾性塗料は規格がないため明確な基準は設けられていません。メーカーによって多少差はあるものの、伸び率50~100%の塗料が微弾性塗料として扱われているのが一般的です。

Q.外壁の塗り替えはDIYできる?

A.できないことはないですが、プロの業者に任せた方が安心でしょう。
まったくの素人がDIYするとなると、塗料の種類や性質を理解しないで塗ってしまうことがあるので、塗料の剥がれがひどくなることがあります。
結局、DIYした箇所をプロに塗り直してもらうことになり、手間が増えて予算が高くなってしまう可能性があります。
また、足場を組み立てる必要があったりと危険が伴いますし、きれいに仕上がらない、時間が掛かるなどのリスクもあります。
知識や経験が豊富な業者に頼めば最後まで責任を持って面倒を見てくれますし、もちろんプロの仕上がりが期待できます。

Q.シーラーの役割ってなんなの?

A.シーラとはコンクリートや木材などのように吸収性が高い下地が上塗りする仕上げ塗料を吸い込まないようにする下塗り用の塗料のことをいいます。
下地と仕上げ塗料の密着性を向上させるための接着材としての役割があると考えていただければわかりやすいでしょう。
下地が塗料を吸い込むと、仕上げ塗料に吸い込みムラができたり、下地と仕上げ塗料の接着性が悪いと、塗膜の剥がれにつながるので、シーラーは塗装を行う上で非常に重要な役割を果たしているのです。